荒野の誘惑
(4章1~11節)
中心聖句
(サタンは)こう言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げなさい。『神はあなたのために御使いたちに命じられる。彼らはその両手にあなたをのせ、あなたの足が石に打ち当たらないようにする』と書いてあるから」(6節)
解説
ヨハネからバプテスマを受けた後、イエスは荒野で40日間断食します。断食が終わり、弱ったところを見計らって、サタンが誘惑を仕掛けました。①石をパンに変えてみせよ②神が守られるから身を投げてみよ③全世界と引き換えに私を礼拝せよ。イエスは三度の誘惑を、申命記を引用することにより退けました。
適用
6節でサタンが引用したのは詩編119編11~12節です。ここから言えるのは、サタンも聖書を学んでいるということです(信じてはいない)。エバはサタンの誘惑に遭った際、神の言葉をうろ覚えにしていたため陥穽にかかりました。イエスが範を示したように、私たちは聖書の言葉を正確に蓄え、用いる必要があります。