聖書66巻、言えますか?

 これはヤバい。
 
 そう思ったのは、昭島めぐみ教会の石橋虎之助牧師から、ある神学校の入試問題(過去問)を見せてもらった時のことでした。
 
 聖書66巻の書名が虫食いになっていて、それを埋めるように指示されていたのです。例えばこんな感じ。
 
 1.創世記 2.(   ) 3.レビ記
 
 そりゃあクリスチャンになって四半世紀になりますから、回答が出エジプト記であることは容易に分かります。
 
 でも、小預言書になると……
 
 29.ヨエル書 30.(   ) 31.オバデヤ書 32.(   )
 
 はい、お手上げです。
 
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 (30.アモス書、32.ヨナ書)
 
 新約聖書もパウロ書簡の前半は分かるにせよ、
 
 53.Ⅱテサロニケ 54.(   ) 55.(   ) 56.テトスへの手紙 57.(   ) 58.(   )
 
 チーン。
 
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 54.Ⅰテモテへの手紙 55.Ⅱテモテへの手紙 57.ピレモン 58.ヘブル書)
 
 こう言うのは何ですけど、責任のいくばくかは日本の牧師さんにあるような気がします(笑)。日本の牧師さん、小預言書や、パウロ書簡の後半、非パウロ書簡(へブル書、ヤコブ書を除く)からは、ほとんどメッセージしないですよね。
 
 いやいや、他人のせいにしてはいけない。なおざりにしてきた自分が悪いのです。
 
 その点、クリスチャンホーム育ちの人は違います。ウチの奥さんにせよ、我が子たちにせよ、教会学校で教育を受けているので、全部言えるんですね。「鉄道唱歌」の替え歌で。
 
 そこで、息子たちとのバイブルスタディの時に、息子たちに歌ってもらい、Repeat after themでカノンして覚えることにしました。
 
 そーしゅーつれーびみーんしーんめーいき~
 
 これをバイブルスタディの度に繰り返しました。でも、50歳が近づいた脳は揮発性が高くて、すぐに忘れてしまいます。
 
 私は時々、仕事前に気合を入れるために冷水シャワーを浴びるのですが(職場に浴場がある)、「体で覚えたほうが定着するかも」と、冷たい水を浴びながら「そーしゅーつれーびみーんしーんめーいき~」を繰り返しました。うおおおおおお!
 
 最難関はやはり小預言書でした。ホセアの後が出てこない。ヨエルだ! ヨエルだ! 頑張れ太郎! 不思議なことに、ヨエルさえ出るとアモス、オバデヤと続きます。後はナホム。ナホムさえ出ればハバクク、ゼパニヤと続けられました。
 
 旧約39巻に比べれば新約は比較的楽でした。親しんでいる度合いの違いでしょうか。
 
 ちなみに、替え歌の正式な曲名は「聖書名目づくし」です。作詞は中田重治、内村鑑三と再臨運動を始めたことで知られる新潟出身の木村清松(せいまつ)。「ふくいん子どもさんびか」という小冊子=写真。1965年初版で著作権は切れていると思うので表紙の画像を挙げてみました=に載っていました。
 
 時々歌って忘れないようにしないと(別にその神学校を受験する予定はないのですが)。そーしゅーつれーびみーんしーんめーいき~