最初と最後の預言者

 問題。旧約聖書における最初の預言者は(      )である。
 
 ①アブラハム②モーセ③サムエル
 
 ①は間違いではないです(創世記20章7節)が、族長、あるいは「イスラエル民族の祖」のイメージが強いと思います。
 
 ②も間違いとは言い切れないです(使徒3章22節)が、何より「律法を授かった人」ですし、出エジプト記で預言者とされているのは兄と姉です。
 
 狭義の預言者という意味では、やはり③になると思います。古代イスラエルは長らく、王、預言者、祭司の三権が収めてきました。
 
 
 
 さらに問題。
 
 旧約時代における最後の預言者は(      )である。
 
 ①エゼキエル②マラキ③洗礼者ヨハネ
 
 これは完全な引っかけ問題なのでご寛恕頂きたいですが、正解は③です。
 
 新約時代はイエスの十字架からですから、イエスの少し前に生まれた洗礼者ヨハネが旧約時代最後の預言者になります(「旧約聖書」最後の預言者なら②)。
 
 
 
 サムエル記第一を読んでいて、サムエルとヨハネにはずいぶん共通点があることに気づきました。
 
 共に母親は長らく不妊でした。
 
 サムエルは後に王となるダビデに油を注ぎ、士師の時代から王国の時代への橋渡ししました。
 
 ヨハネはダビデの家系に生まれたイエスに洗礼を授け、旧約時代から新約時代の橋渡しをしました。
 
 
 
 そしてサムエルもヨハネも、第一声は神への悔い改めを民に求めるものでした。
 
 「もしあなたがたが、心のすべてをもって【主】に立ち返るなら、あなたがたの間から異国の神々やアシュタロテを取り除きなさい。そして心を【主】に向け、主にのみ仕えなさい」(サムエル記第一7章3節)
 
 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」(マタイの福音書3章2節)
 
 2人の呼びかけは今なお有効です。