高1に語るマタイの福音書8

フォロワーへの教え

(4章23節~5章12節)

中心聖句

 わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。(5章11節)

解説

 イエスの評判が国内外に広まり、たくさんの「フォロワー」がつきました。イエスは小高い? 山に登り、弟子やフォロワーに向けて教え始めました。これが有名な「山上の垂訓」です。山上の垂訓はいくつもの教えで構成されています。最初の教えは「八福の教え」。テーマは「天の御国にいるのはどのような人か」。基本構造は「Aな人は幸いです。理由はBだからです」。Aが8種類挙げられているので八福の教えです。

適用

 「義のために迫害されている者」についての言及が、他の七つよりずっと長いことに注目しましょう。私たちは「この世と調子を合わせてはいけません」(ローマ12:2)と教えられます。迫害とは、イエスに対する忠実さゆえに生じるこの世との摩擦のことです。信仰ゆえに理不尽な目に遭った時は、イエスが再臨される時に携えられる報い(黙示録22:12)に焦点を合わせるようにましょう。