高1に語るマタイの福音書9

塩と光と良い行い

(5章13~16節)

中心聖句

 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。(16節)

解説

 八福の教えに続くのは有名な「地の塩、世の光」の例えです。イエスは信者に「塩味の効いた者となれ」と言います。この世に溶け込みつつ、この世が持たない味を出せ、世の腐敗を防ぐ者になれという意味です。信者が輝かせる光は、自分自身のものでなく神の栄光を反射した光です。それを良い行いによって表せと、イエスは命じます。

適用

 私たちは良い行いをするために造られた神の作品であり(エペソ2:10)、良い行いとは他人のために心や時間を割くことです(1テモテ5:10)。あなたは自分のことばかり考えていませんか。大きなことでなくても、少しの時間でも、他人のために報いを求めず行動してみましょう。