Xと偽預言者の対比
(7章15~20節)
中心聖句
良い木はみな良い実を結び、悪い木は悪い実を結びます。(17節)
解説
次の対比は良い木と悪い木です。悪い木=悪い実を成らせる=火に投げ込まれるです=偽預言者。良い木=良い実を成らせる=どこに進めるか、それが誰かは明示されていません。数学的に、仮にXとしておきましょう。
文脈で考えれば、良い木=Xとは当然イエスのことです(イエス以上に良い木があるでしょうか)。幅広く考えれば、旧約時代は預言者であり、新約時代はイエスの弟子であり、現代のクリスチャンも含まれると思います。つまり「真の神の教えと御心を広める者」です。
良い実とは何でしょうか。その口から出る教えであり、振る舞いであり、生き様であり、成果物であると言えるでしょう(コメ農家にとっては毎年の収穫が成果物であり、新聞記者にとっては記事や写真が成果物です)。むろん、火に投げ込まれるのでなく、メシアのいる御国に入ることを許されます。
適用
あなたの言葉の一つ一つは、立ち居振る舞いは、人生そのものは、神を証し、キリストの香りを放つものでしょうか? それは日々聖書に向き合い、聖霊に取り扱われることなしには養われません。周囲がそのように認めてくれないなら、方向性が違っているか、別のものに時間と心を割いている可能性があります。自らをよく吟味してみましょう。