人生の基礎は岩盤に
(7章24~29節)
中心聖句
ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。(24節)
解説
対比シリーズの最後も「読んだまま」でいいと思います。
岩の上に家を建てた人=イエスの言葉を実践する人=賢い人=試練に勝利する人
砂の上に家を建てた人=イエスの言葉を実践しない人=愚かな人=試練に敗れる人
「わたしのこれらのことば」とは、5章から続いてきた山上の説教のことですが、現代のわれわれには「聖書全体」を意味するでしょう。
砂は中東でよく見られる水無川(ワジ)のことです。普段はちょろちょろとしか水が流れていないのですが、雨期などになると鉄砲水が押し寄せたりします。
適用
あなたはどちらを選びますか? と問うまでもなく、前者を選ぶのが正しいとみんな分かっているはずですが、ちょっと考えてください。日本人の大多数(おそらく99%以上)が後者を選んでいるというか、前者を選んでいないのです。
後者は破滅と背中合わせですが、安楽な道です。前者を選ぶなら、艱難辛苦が待っています。固い信仰と決意が必要ですが、個人的な努力だけで歩める道ではありません。でも大丈夫。父なる神とイエス様は信者に助け主--聖霊なる神を与えてくださっています。自らの心を聖霊に明け渡しながら、「賢き者」の道を行きましょう。