種蒔きのたとえ
(13章)
中心聖句
だれでも御国のことばを聞いて悟らないと、悪い者が来て、その人の心に蒔かれたものを奪います。(19節)
解説
13章を要約すると①「蒔く」という例え話②その生長③その結果--これだけです。植物の種(またはパン種=イースト菌)を土壌に蒔く(または小麦粉に混ぜる)。時間の経過と共にそれが大きくなる(=本物であることが明らかになる)/ならない(=偽物であることが明らかになる)。さばきの日に、本物は天国に、偽物は地獄へと選り分けられる。
種は誰が蒔くのか。イエスと悪魔です。種とは何か。神のことば(聖書)と世のさまざまな誘惑です。土壌とは何か。私たちの心です。
適用
まず非信者の方へ。私は本サイトを通して、神のことばを間接的に蒔いています。神のことばを心に受け入れるなら、あなたの人生とその後は、それ以前と比較にならないほどに変わります。私はその、ささやかな証人です。
次に信者の方へ。イエスは「30倍、60倍、100倍の実を結ぶ」と言っています。つまり同じ神のことばを心に受け入れても、どれほど大きくなるかは信者間で差があるということです。そのことがけしからんと聖書が言っている訳ではありませんが、30倍より60倍、60倍より100倍の実を結びたいと願うなら、そのために自分に何ができるか考えてみるのもいいかもしれませんね。