夫婦で学ぶマタイの福音書41

キリストの再臨

(24章)

中心聖句

 そのとき、人の子のしるしが天に現れます。そのとき、地のすべての部族は胸をたたいて悲しみ、人の子が天の雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。(30節)

解説

 てんこ盛り過ぎて、要約するには手に余ります。24章は、エルサレム神殿崩壊(=ユダヤ国家滅亡)だけでなく、終末時代の予兆▽信者の携挙▽大患難時代▽イエスの再臨--について述べられています。本格的に解説するなら、ダニエル書から黙示録まで、聖書を縦横に見る必要があるでしょう。聖書研究にじっくり時間を割けるようになったら、携挙と再臨について、24章を核に、1冊にまとめたいと考えています。

適用

 イエスの再臨について、その縮小相似としてノアの箱舟のエピソードが引用されています(イエスは寓話や神話としてではなく事実として引用しています)。共通するのは①ある日突然やって来た②その時点で人々の罪はピークに達していた③神の御心に適っていなかったすべての者に裁きが下った--です。
 
 キリストは再臨されます。必ず、です。それが明日なのか100年後なのか、誰にも分かりません。人々の罪が再びピークに達した時であり、ウクライナやガザを例に出すまでもなく、世界は確実にそちらへ向かっています。子なる神キリストが再臨されたその時、積み上げた忠実さと賢明さを見てもらえるのと、泣いて歯ぎしりするのと、どちらがいいですか? 尋ねるまでもないですよね。