十字架
(27章)
中心聖句
彼らはイエスを十字架につけてから、くじを引いてその衣を分けた。(35節)
しかし、イエスは再び大声で叫んで霊を渡された。(50節)
解説
死刑を執行する側のローマ総督自身がその裁判の不当さを公に表明するにも関わらず、ユダヤ人支配層と民によってイエスは十字架につけられました。イエス自身は何の弁明も反論もしません。
全人類のための購いの代価、過越の子羊となるためにこそ、彼は来られたからです。
午前9時にイエスは十字架につけられ、午後3時に絶命します。
適用
神ご自身が人によって十字架につけられ、死刑になる。おおよそ人間の頭で理解できることではありません。知的に理解し、納得し、そのうえで信じよ、と聖書は求めていないのです。知性の向こう側にあるものを「理解できないまま」信じて受け取るかどうかを問うているのです。
難しい理屈は要りません。イエスの贖いを受け取るかどうかだけです。