20字で聖書を要約! その1

 「20秒要約」という研修を受けたことがあります。インストラクターがそれぞれ別々の昔話を参加者に読み聞かせ、参加者は要約して20秒以内に収めて発表する、というものです。みなさん、20秒のアラームが鳴る度に撃沈されていきましたが、私は15秒ぐらいでクリアできました(えっへん)。
 
 理由は簡単で、私はかつて編集の仕事をしていたからです。人様の原稿に見出しをつけるのが主な仕事です。300~900字の原稿を、20文字ぐらいに要約したのが見出しです。散々鍛えられたので、私は大抵のことは20文字に要約できると思っています。
 
 「初めての方へ」でも書きましたが、私の手持ちの聖書は1900ページあります。これを20字に要約してみましょう。
 
 「聖書は、神の自己啓示と人類救済計画の書」。ね。
 
 今回から5回にわたって、聖書66巻(旧約39巻、新約27巻)の各書を、20字で要約してみたいと思います。1回につき13巻(5回目のみ14巻)ですね。頑張ります。
 
 1)創世記

:天地創造からイスラエル民族の誕生まで

 

 2)出エジプト記

:イスラエル民族のエジプト脱出
 

 3)レビ記

:神からイスラエル民族に与えられた諸律法

※律法は神との関係における法律・手続き・決まりごと
 

 4)民数記

:脱出後、約束の地に入るまでの荒野の40年
 

 5)申命記

:モーセによる歴史と諸律法のまとめ
 

 6)ヨシュア記

:後継者ヨシュアの下、約束の地に攻め入る
 

 7)士師記

:約束の地を得た後、民を率いた指導者たち

※士師は指導者のこと
 

 8)ルツ記

:異邦人の女、ルツの物語

※異邦人はユダヤ人の対義語=日本人を含む非ユダヤ人
 

 9)サムエル記第1

:イスラエルの初代王サウルとダビデの歴史
 

 10)サムエル記第2

:ダビデ王朝の成立と王家の内紛
 

 11)列王記第1

:ダビデの死、子ソロモンの時代、王国の分裂
 

 12)列王記第2

:南北王国の諸王の歴史と両国滅亡まで
 

 13)歴代誌第1

:アダムからアブラハム、ダビデまでの歴史
 

 以下、次回!