長男の旅立ち

 2026年3月22日、最後まで同居していた長男が、就職に伴い家を出ました。
 
 その数日前、長男に「遺言と思って聞け」と、以下のように伝えました。
 
 ①キリストから離れて、真の幸せはない
 
 ②「眠れない」「休みを楽しめない」が1週間続いたら病院にかかれ
 
 ③巨大地震が起きたら「津波てんでんこ」
 
 
 
 長男は小学校で2回転校したので、行く先々で人間関係を築くのに苦労していました。一方、早くから料理に関心を示し、小6の時に所望したクリスマスプレゼントは包丁でした。
 
 長男が高校3年生になるタイミングで松山の家を引き払い、現在の家に転居したのですが、長男は転校を嫌がったため、松山で家を借りて一人暮らしを始めました。担任が「彼は実に生活力があります」と讃えていたのは、本心からだと思います。
 
 1年遅れで関西に来て私たち夫婦や姉、弟と同居し、大学入学、合わずに退学、専門学校に進学、と彼なりにいろいろありました。先日は専門学校の卒業式があったのですが、小中学校の時と違い、遅くまで帰宅しませんでした(高校の時は、卒業式の後すぐ引っ越し)。充実した学校生活だったのでしょう。
 
 赴任先は東日本です。関西、九州、四国しか住んだことのない私たち夫婦からすると、かなり異文化です。私が「完全アウェー」の宮崎で一から人生を建て上げたように、長男も、社会の中でもまれながら成長してくれればと思います。
 
 
 
 22日は仕事を早めに切り上げ、夜行バスに乗り込む長男を見送りました。傘を持っていなかったので、ずいぶん濡れてしまいました。
 
 長男が家を出た寂しさは全くないのですが、帰りの電車の中、「今日で実質的に子育てが終わった」「人生の一つの季節が終わった」「無我夢中で走ってきた25年だった」と思うと、じわり、と涙が出て来ました。タオルで何度ぬぐっても、じわり、と出て来ました。