一文字違いで、大違い Part2

 先日の説教箇所は、新約聖書「テサロニケ人への手紙第一」の4章でした。本サイトのトップページに4章16、17節の英文を引用していることからも明らかな通り、私はテサロニケ人への手紙第一が大好きです。
 
 説教箇所はその少し前、1~8節でした。スクリーンに投影された日本語と英語の一節を見て、ふと思いつきました。
 
 神のみこころは、あなたがたが聖なる者となることです。あなたがたが淫らな行いを避け……(3節)
 
 英文がどの訳(英語聖書もいろいろバージョンがあるのです)だったか忘れましたが、手元のTEV(Today’s English Version)だとこうです。
 
 God wants you to be holy and completely free from sexual immorality.
 
 immoralityという単語に、ふと思いつくものがあったのは、私がimmoralな人間だからでしょうか?
 
 「モラルハラスメント(モラハラ)」と言ったり、「その行為はモラルに反する」などの用い方をされますが、moralは道徳的な、倫理的なという意味の形容詞です。否定の接頭辞im-がついてimmoralは不道徳な、不品行なという意味になります。immoralityは名詞形で不道徳、不品行の意。
 
 頭をよぎったのは、immortalという単語でした。「t」が入っただけなのですが、immortalは不死の、不滅のという意味です。immortal songなら不滅の名曲。
 
 「t」は十字架に似ているじゃないか……。ここからいつもの思考の暴走が始まります。
 
 私たちはキリストの救いに与る前、罪に対する感覚が麻痺し、sexual immoralityなことに血道を上げていました。本来なら父なる神から「死」という罰を受けるところですが、憐み深い神はご自身の子なる神を身代わりとして十字架につけられました。この代理贖罪を受け入れた者の人生には十字架に似た「t」が与えられ天国におけるimmortalな人生が約束された……。
 
 immoral
 immortal
 
 あなたはどちらの人生を選びますか? 鍵はイエスをキリストとして受け入れるかどうかだけです。一文字違いで大違い~。