うとうとと居眠りをしていたら、無意識のうちに口の中や舌を噛んで、その痛みで目が覚める--という経験はありませんか? 私はしょっちゅうです。短くても数日、長ければ1週間以上、口内炎の痛みに苦しむ事になります。
口の中を噛むだけではありません。ある時は胃痛や腰痛や肩痛、ある時は強いめまい、目やにが大量発生したり、足のむくみが引かなかったりしたこともあります。病院に行くほどではないですが、こうした不定愁訴は、一つが終息しても、間をおかずに次が来ます。
私はこれを「無意識様の自傷行為」と呼んでいます。
私の精神構造って、垂直モデルなんですよ。感情の上に理性があって、感情は基本的に、理性に統御されています。だから、感情的に嫌なことがあっても、人前で感情的に振る舞うことは、まずありません。ストレスがあるからといって過剰に甘いものを食べたり、衝動買いに走ったりすることもありません。
理性の上には信仰があって、理性を統御しています。現在まで続く、関西への単身赴任なんて、家族を大事にしてきた私からすればあり得ない辞令だったのですが、私には長らく祈ってきた事があって、異動は、その祈りに対する神様からの回答だと信仰によって受け止めたので、受忍しています。
でもね、私も人間なんです(一応)。
心の奥底で、理性や信仰に納得していない、「受け入れたくない」と思っている自分がいるんですね。抑圧された感情はマグマと同じで、出口がなければ岩盤を割ってでも地表に到達し、噴火しようとします。岩盤を割る、噴火する=無意識様の自傷行為な訳です。
信仰者としては「聖書の言葉に救われた」とか「祈って神様に委ねた」とか書くべきでしょうし、そうありたいのですが、無意識様は手強いですね。
無意識様を何とか昇華させてやらねばと、最近、ヨガを始めてみました。激しいスポーツでなければ何でもよかったんですが、妻がヨガを長年やっているので共通の話題づくりになると思ったのと、自宅の比較的近くにホットヨガスタジオがあったので。
女性陣に交じって、ザ・初心者のおっさんが一人ヨガの真似事をするのは滑稽かつ哀れであり多分に恥ずかしくもあるのですが、まあ、いいじゃないですか(笑)。
まだ効果を感じるほどに無意識様の反逆は減っていませんが、ヨガが終わった後、シャワーで大量の汗を流すのは気持ちいいですね。週1ぐらいのペースで、ぼちぼち続けてみます。