このサイトは「5年後、10年後に読んでも古びない原稿を」を心がけて書いているので、時事問題は一切扱いませんし、日付に束縛される原稿もなるべく避けるようにしています。
とはいえ、何事にも例外はあるもの(笑)。
2019年12月29日、当時お世話になっていた教会で、その年最後の礼拝がありました。礼拝の中で、信徒一人一人が「一年の総括・感謝」を述べる機会があったので、頭の中でちゃちゃっとまとめたのが以下の駄文です。掲載に当たって、少しブラッシュアップしたので一字一句この通り話したという訳ではありませんが、まあ、参考程度に。
2019年ということで、「19」の語呂合わせから「十分苦しんだ年」という題でお話したいと思います。
私は常々「人の成長・成熟を促すものは、人・本・旅・苦痛である」と申しております。さらに「信仰者としての成長・成熟を促すものは、聖書の御言葉と聖霊による取り扱いである」とも申しております。これら六つの要素を合わせて「人格と霊の養命酒」と呼んでいます。
振り返ると2019年は、この教会の皆さんをはじめ、多くの信仰の家族、信仰の友、またそれ以外の方々との出会いや旧交を温める機会があり、その中で多くを学んだ一年でした。
本については、年間100冊というノルマを自らに課しているのですが、その目標をクリアでき、その中でよい信仰書や宗教書と出会うことができました。
2019年は岡山、北九州、東京などを訪ね、信仰の家族とキリストにある深い交わりができました。
苦痛については、それはもう沢山(笑)。職場における人間関係、仕事それ自体、こうして関西と松山を月2回往復すること等々、枚挙に暇がありません。
聖書の学びについては、この教会とは神学的な立ち位置が異なりますが、通信講座で神学の学びを深めることができました。それによって私の視野が広がり、霊的にも成長した……と言えるといいなあと思います。
二つ、聖書を引用したいと思います。
詩編119編71、72節。「苦しみにあったことは私にとって幸せでした。それにより私はあなたのおきてを学びました。あなたの御口のみおしえは私にとって幾千もの金銀にまさります」
第2コリント12章9節。「しかし主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである』と言われました。ですから私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう」
人・本・旅・苦痛・御言葉・聖霊の取り扱いにおいて、十分な苦しみと成長、それを上回る十分な恵みを与えてくださった神に感謝したいと思います。
2020年、「20」の語呂合わせで言うと、単身赴任、松山と関西の「二重」生活が事実上最後の年になるのではないかと思います。家族と離れて暮らすのは不本意な一方、仕事と「人・本・旅・苦痛・御言葉・聖霊の取り扱い」に専念できるという面があるのは確かです。いずれにせよ、それも2020年が最後。ゴールした後の美酒を楽しみに、ひた走りたいと思います。