栄光に向かって走る、あの列車

 バカな車内カラオケの続き。
 
 自分の曲をリクエストする番が近づいてきたのに、曲を思いつかなかったので、苦し紛れにザ・ブルーハーツの「情熱の薔薇」を挙げました。世間的なカラオケデビューに備えて弟からCDを借りて覚えた、初めての曲だったのです。それまでの私は、ゲームの音楽しか聞いていなかったので、今様などは全く知りませんでした。
 
 情熱の薔薇を聞くうちに、同じブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」が聞きたくなり、途中で曲変更しました。私が高校生の時の曲でした。曲を聞くうち、「この歌詞は何だかキリスト教に通じるものがあるなあ」と思えてきました。
 
 
 
 ♪栄光に向かって走る あの列車に乗って行こう
 
 栄光と言えば通常、ノーベル賞を取ったり、オリンピックでメダルを取ったり、身近な例で言えばテストで高い点を取ったり、名の知られた学校に進学したり、社内で昇進したりと、「周囲がすごいと思うようなこと」を連想するかと思います。
 
 しかしクリスチャンにとっては、「栄光とは神ご自身」なんですね。「父よ(=父なる神よ)、今、あなたご自身が御前でわたし(=子なる神=イエス・キリスト)の栄光を現してください。世界が始まる前に一緒に持っていたあの栄光を」(新約聖書「ヨハネの福音書」17章5節)など、聖書は父なる神、子なる神と栄光が不可分であることを、数多く記しています。
 
 ゆえに私の脳内では「栄光に向かって走るあの列車」は、「神に向かって走る列車」と変換されるのです(笑)。
 
 
 
 ♪ここは天国じゃないんだ かと言って地獄でもない
 
 なかなか言い得て妙です。
 
 聖書は、神のいる聖なる世界を「天」、私たちが生きる世界を「地」と記します。天は「もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない」(同「ヨハネの黙示録」21章4節)理想の世界です。
 
 地の世界は、アダムの堕落以降、罪と呪いの支配下にありますから、争いや天災が絶えません。しかしながら、永遠の刑罰が待つ地獄(ゲヘナ)に比べれば、遙かにマシな世界であるとも言えましょう。
 
 残念ですが、聖書は、死後の世界は天か地獄かの二つのコースしかないと教えます。「銀河鉄道999」において、主人公・星野鉄郎がメーテルからアンドロメダ行きのパス(片道切符)をもらったように、私はイエスをメシアと信じたことによって天国行きの切符をもらいました。
 
 入手方法は簡単です。
 

①自分が罪人であることを神に告白する(罪についてはここを参照してください)
 
②自分の罪の身代わりに、イエスが刑罰を受けたことを信じる
 
③イエスが死に、埋葬され、復活したように、古い自分は死に、埋葬され、新しい自分として復活したことを信じる
 

 拍子抜けするかもしれませんが、たったこれだけです。お金はいりません。あなたの心以外、神に差し出すものもありません。社会的身分や過去の経歴等も一切問われません。「資格のない人」は一人もいません。たった一つの決断をするだけで、あなたは最早、天国の入り口まで(未来完了形で)たどり着いているのです。
 
 さあ、あなたも、「神の栄光に向かって走る列車」に乗りませんか?